大手電機メーカーの三菱電機で、新入社員の男性に自殺を教唆したとして書類送検された教育担当の３０代の上司について、神戸地方検察庁は２７日、「有罪を立証するための証拠が十分ではなかった」として、嫌疑不十分で不起訴にしました。
去年８月、兵庫県尼崎市にある三菱電機の生産管理システムの開発などを手がける事業所に配属されていた２０代の新入社員の男性が、県内の公園で自殺しました。
公園には３０代の男性上司からのいじめを訴える趣旨のメモが残されていたことから、警察は上司から任意で事情を聴き、去年１１月、自殺を教唆した疑いで書類送検していました。
この上司について神戸地方検察庁は、２７日、嫌疑不十分で不起訴にしました。
理由について検察は、「起訴をして有罪を立証するための証拠が十分ではなかった」などと説明しています。
２７日の不起訴について、三菱電機は、「大事な社員の尊い命が失われるという事態を非常に重く受け止めております。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに改めておわび申し上げます。労務問題の再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
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March 27, 2020 at 03:12PM
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自殺教唆疑い 上司を不起訴｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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