「紀州のドン・ファン」こと和歌山の資産家・野崎幸助氏(享年77)が怪死を遂げてから1年9ヵ月が過ぎた。事件はもはや迷宮入りかと思われていたが、水面下で警察の捜査は進んでいたようだ。野崎氏の遺体の第一発見者で、現在は都内に住む家政婦の竹田純代さんが言う。
「今年の1月30日と31日、麻布署(港区)に呼び出されました。待っていたのは、和歌山県警の男女二人組の刑事。最初は、何度も何度も繰り返し聞かれた社長(野崎氏)の遺体を発見した時の状況を改めて説明させられました」
またイチから捜査しているのだろうか……。竹田さんはそう訝(いぶか)しんだが、しばらくして刑事が投げかけてきたのは、〝意外な質問〟だった。
「社長の自宅にあった掃除機についてしつこく聞かれたんです。どこで買ったのか。最後にいつ使ったのか。そういったことを細かく。私は社長の家政婦でしたから、当然掃除機に見覚えはありました。知っていること覚えていることは答えたけど、なんで掃除機を調べているのかは教えてもらえませんでしたね」(同前)
刑事が執拗に取り調べた掃除機は、野崎氏が’18年5月24日に亡くなる直前のゴールデンウィーク後に購入されたものだ。以前あったものが古くなって音がうるさくなっていたため、同じ年の2月に入籍したばかりのSさん(23)が近所の家電量販店で買ってきたという。
警察が事情聴取したのは、竹田さんだけではない。あらゆる関係者から話を聞いており、そのなかには、野崎氏とほとんど面識のない人物まで含まれている。尾﨑太郎和歌山県議もその一人だ。
「野崎氏とは’17年の春に知人の紹介で、白浜のホテルで初めて会いました。その後は、たまに彼から連絡が来る程度。そんな私に警察が何を聞くのかと思いきや、掃除機についてでした。今どきのコードレス掃除機の写真を見せられて、『これを使っているところを見たことがありますか』と。当然、『知るワケありません』と答えましたよ。刑事の態度を見ていると、余裕な感じがしましたね。詰めの捜査のために、念のため関係者全員に聞いて回っているようでした」(尾﨑県議)
いったい、掃除機が事件とどう関係があるのか。本誌はさらに取材を進め、事情聴取を受けた関係者から重大な証言を聞くことができた。
「刑事から掃除機の写真を見せられたんで、『何で調べているんですか?』と聞きました。そしたら『出たんです』と。『覚醒剤が?』と尋ねると、刑事ははっきりと頷きました」
野崎氏の死因は、急性覚醒剤中毒。事件翌日の’18年5月25日、和歌山県警は野崎氏の自宅を捜索したが、覚醒剤の痕跡は見つけられなかったはずだ。それが今になって掃除機から検出されるとは……。ある関係者は、刑事からこんな言葉も聞いたという。
「事件が解決しそうか尋ねたら、『いつでも犯人は逮捕できる。公判を維持するための詰めの捜査をしています』と言っていました。自信満々という感じでしたね」
平成最後のミステリー事件は、いよいよ解決へ向かっているのかもしれない。
『FRIDAY』2020年3月6日号より
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