リラックスした表情の井上大仁=長崎市内で(川村庸介撮影) |
残り1枠の座。そして誰が日本で一番速く、強いのか。3月1日に男子マラソンの東京五輪代表選考会、グランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルが行われる東京マラソン(東京中日スポーツなど後援)は日本記録を1秒上回る2時間5分49秒以内で走った日本人最上位が代表に大きく近づく最速決戦にして大一番。駆け引き無用、日本のマラソン史上に残るであろう高速レースに挑む2人を紹介する。
気負いもなければ周囲、ライバルを過度に意識することもない。2018年アジア大会金メダリストの井上大仁(27)=MHPS=は東京マラソンに臨む心境を「緊張もしているけど、割と落ち着いて今やるべきことを淡々とこなしている感覚」と明かす。
やるべきことは1点。そのことが井上の集中力を高めている。「日本記録を1つの目標に、それ以上のレベルを今できる限り発揮して優勝争いにからんでいければと思う。今のところは一番速いペースメーカーについていくことしか考えていない」。力を出し切り1分でも、1秒でも速く走ることだけを見据える。
東京マラソンと同じかそれ以上の大一番だった昨年9月のMGC前は違った。ピリピリした空気を漂わせ、ライバルに対しては「一番強いのは誰かと言われれば自分。そこは引いたらダメ」とまで言い切った。だが力みだけが原因ではなかったものの、完走者中最下位の27位に終わった。黒木純監督(48)も「ピリピリしていたし、動かなかった」と振り返る。
今大会に向けては「あそこまで張り詰めた感じはない。強いかどうかも走ってみないと分からない」と認める。MGCの結果についても「起きたことが全て。いろいろなことがあってああいう結果になった。あれで最後じゃない」と気持ちの切り替えはできている。その上であえて目指すのは高校入学時に掲げた「世界レベルの選手になる」ことだ。
2時間2分台を筆頭に、井上の自己ベストを上回る多数の海外勢が名を連ね、コースもフラットな東京はまさにうってつけ。「最初からガンガン行くコース。誰が生き残るかという高速レースが自分の力も相手の力も出し切れる感じがする」。世界に挑み、勝ち、その先の五輪代表を手にする。 (川村庸介)
<井上大仁(いのうえ・ひろと)> 1993(平成5)年1月6日生まれ、長崎県諫早市出身の27歳。165センチ、51キロ。同市立飯盛中で陸上を始め、鎮西学院高を経て2011年に山梨学院大に進学、15年にMHPSに入社。18年の東京マラソンで日本歴代4位(当時)の2時間6分54秒をマークし同年のジャカルタ・アジア大会男子マラソン金メダルを獲得した。
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February 27, 2020 at 06:33AM
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井上大仁、五輪切符へ「力を出し切る」 3月1日東京マラソン号砲 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ
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